Toru Sasaki November 16, 2025
2024年予測の検証と今後の2つのシナリオ
「みんなが同じ情報を知っている時、市場はどう動くのか」
これは投資をする上で、実はとても重要な問いかけです。なぜなら、優れた分析や予測があったとしても、それが広く知られてしまうと、市場の動きは変わってしまうからなんですね。
今回は、2024年11月に書いた半減期パターンの分析記事を振り返りながら、この問いに向き合ってみました。
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過去2回の半減期パターンを見ると、半減期終了後の約1年半でピークを迎えていました。
このパターンが今回も繰り返されるなら、2025年10月15日頃に最高値をつける可能性があるんじゃないか。当時はそう分析していたんです。ただ、こういった予測には一つの落とし穴があります。
それは「市場も同じ情報を知っている」ということです。
ビットコインの月次リターンを見ると、8月9月は平均してマイナスになりがちです。
10月に高値をつけるとしても、それまでに下落してしまったら利益確定ができないかもしれない。そう考える投資家が出てくるのは当然ですよね。だから市場は7月頃から、少しずつ利確の動きを始めるんです。
これが「先食い」と呼ばれる現象です。
💡 投資の格言
「噂で買って、事実で売る」— みんなが10月を意識しているからこそ、その前に動く人が出てくる。結果として、予測よりも早い時期に相場が動いてしまうんです。
2025年6月から10月にかけての実際の動きを見てみると、予測通り10月15日より少し前から利確の動きが入りました。
これは偶然ではありません。
多くの投資家が同じパターンを見ていたからこそ、こういう結果になったんですね。ある意味、「予測が当たった」と言えるかもしれませんが、同時に「予測が知られていたから、そうなった」とも言えます。
さて、半減期後の上昇サイクルが一区切りついた今、投資家として考えるべきことがあります。
それは「これから先、どうなるのか」という問いです。
大きく分けて2つのシナリオが考えられます。一つは、これまで通り半減期パターンが繰り返されて、しばらく下落または横ばいが続くシナリオ。もう一つは、これまでのパターンが崩れて、新しい展開になるシナリオです。
この記事で紹介した内容は、動画の前半部分です。後半のメンバー限定パートでは、より具体的な戦略をお話ししています。
後半パートの内容:
「このシナリオならこう動く」という判断基準を持っておくことで、実際に相場が動いた時に冷静に対応できるようになります。
投資で一番怖いのは、何が起きているのか分からずに焦ってしまうことです。
でも「こういう動きになったら、こう判断する」という基準を持っていれば、状況は変わります。相場が急に動いても「ああ、これはあのシナリオだな」と冷静に受け止められるんですね。
そういう準備をしておくことが、長期的な投資では本当に大切になってきます。
今回のような市場分析や具体的な投資戦略を、定期的に学べる場所があります。
COCOSTAトレーディングカレッジの「トレード通信」では、こういった内容を毎週お届けしています。
トレーディングカレッジで学べること:
投資は情報戦でもあります。でも大切なのは、ただ情報を集めることではなく、その情報をどう解釈して、どう行動に落とし込むかなんですね。
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免責事項:この記事および動画の内容は、投資助言や勧誘を目的としたものではありません。ビットコインをはじめとする暗号資産への投資には価格変動リスクがあり、元本を割り込む可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
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