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テザー売りは仮想通貨だけで終わらない
「USDTテザー売りは仮想通貨以外にも波及する」って可能性について書いてみました。

いまUSDTテザーが売り込まれています。

一部はフィッチの米国債レーティング下落からの連想ゲームもありそうで。というのもTetherの裏付け資産は米国債なのですが、55 Billionの保有高って、普通にタイとかメキシコ1カ国分くらい持っているわけで、国債さがればテザーヤバいんじゃ?という連想は働いたかもしれません。

ただ、テザー社が保有している米国債は平均で90日ってあるので、書いていることをそのまま信じれば、今回のレーティング下落の影響はナシ。
そんなことよりテザーの発行残高は、今年6月の中旬から頭打ちになっているのです。
仮に仮想通貨市場は他より効率的だと仮定すれば(24時間営業だし)、今年6月中旬ころからは米ドルを買う動きが止まっているとなるわけです。
そして投機トレーダーがドル指数(DXY)を売り始めたのが7月頭から。迷うことなく売り続けてて、もう値段を見ずに売っているくらいです。テザー売りから少し遅れていますが、時期は一致してるようですね。
じゃあ過去にどうやったん?ということですが、テザーが下落した後は、時間や程度の差はあれドルも下げる傾向が確認されています。

とまぁ、テザー売り=ドル売りのフラグが成り立つか、注目かもねという話ではあるのですが、なんでドル売りなの?という話をすこしだけ。
これはフィッチが5月24日に格下げ予告をしたときのコメントが、なかなか真をついていたので貼ってみますね。
○ 政治の対立
○ 繰り返す債務上限問題
○ 借り入れ増加で利払い比増加
どれも即効薬のない構造的な米国の問題となっています。

さらに8月4日の雇用統計では、5月と6月の修正が49,000人。強かった雇用統計は、集計手法に問題ありということになっています。

さらにJoltsを見ると、公的部門以外の職種は前年比で全コケ。
このあたりは、後からボディブローのように効いてくる類いのものだけれど、テザーの売りが、ドル売りの決定打になるんじゃないかなというのが、極めて主観的な考えでした。

テザー売りがドル売りのトリガーを引くなら(IFの話)、あとは何が反対に買われるかという話にもなってきますね。
以上は、8月6日に配信したトレーディングカレッジ講義から一部を抜粋してお送りしました。

ツイートもしていますので、ぜひご意見などもまたコメントでお知らせいただけると嬉しいです!
「USDTテザー売りは仮想通貨以外にも波及する」って可能性についてスレッドで書いてみます。
いまテザーが売り込まれているのは、もちろん界隈で言われている暗号通貨内の問題が主要な理由だとは思うのだけれど、、、
続く
— Toru Sasaki (Bitcoin & ゴールド好き) (@CocostaToru)
10:57 PM • Aug 6, 2023
本日のすごい動画

niwa2828さんが投稿してくれた動画が、めちゃめちゃ面白いです。
こちらはトレーディングカレッジ受講生の方のみ限定アクセスとはなるのですが、もし受講されている方は、ぜひご覧になってみてくださいね。
今週のドル円

2011年から半値に落ちてしまった円の価値、今からどこに向かうんでしょうか?
ところで現在は、ドル円レートが144に到達をしています。今夜CPIが終われば、8月14日には通貨先物の納会。
突然の変化が来やすいのは、天気に限ったことだけではないかもしれませんね。引き締めて行きましょう!
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ココスタ 佐々木徹