祝祭日・GWのドル円には要注意

祝祭日を使ってトレードする人も多いと思いますが、特にドル円では注意が必要なことがあります。

それは、日本の銀行や証券会社は休みだということです。

当たり前ですよね。。。

参加者の薄い相場

相場の値段を動かす機関投資家もサラリーマンなので、祝祭日は休みとなります。

よってそれらの日は「薄商い」となり、相場の値動きは以下のようなクセをもつことになります。

  • 値段が動かない

  • 「行って来い」になりやすい

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円以外は動く

日本の祝日で気をつけるべきは、円を動かす日本の機関投資家は休みだが、欧米の金融機関は全開で動いているということです。

つまり円絡みのペアが特に薄商いの影響を受けやすいということになります。

GW(ゴールデンウィーク)と雇用統計

ゴールデンウィークは4月末から5月初旬にかけて祝日が並ぶのですが、恐ろしい(?)のはこの間隙を縫って米国の非農業部門雇用統計が発表されることです。

日本円のトレードを引き受けるパーティーが休みの一方で、米ドルは大きく動く可能性があるので、値段が全く動かないと思っていたら、雇用統計で大きく動き、「行って来い」になってしまう可能性が高いわけです。

下の図は今月5月2日で雇用統計が発表された時のドル円1時間足チャートです。見事に「行って来て」ますね。

ドル円とゴールデンウィーク・チャート

そうした事情が分かっていないと、大きく動いた金曜日のローソクを見て強気になり、日本の月曜日が祝日だから気合を入れてトレードをしようと思っていると、今度は動きが無い、、、と相場に翻弄されることになりかねません。

この記事を書いているのは14年5月4日ですが、今年のGWでは5日・6日が日本の銀行が休みです。そして雇用統計は5月2日で発表が終了しています。

「薄商い → 行って来い(指標) → 円の薄商い(5月5日・6日) 」 となる可能性が高く、円絡み以外のペアを狙ったほうが良いかもしれませんね。

下のチャートは昨年のGWドル円です。5月3日の金曜日雇用統計で大きく値を上げ、翌週月曜日6日は休日、膠着相場になってます。

2013年GWドル円チャート
ドル円は祝日に注意

祝日を使って円絡みのトレードを予定されている方は、昨年の値動きを一度確認してみてくださいね。

それでは、今週もHappy Trading!